表形式フォームの作成は終わりました。
今度は、
単票形式フォームの作成を解説します。
作成した住所録一覧表は、
登録済みの住所録データを一覧表形式で全て表示しています。
今回作成する単票形式の住所録フォームは、
レコード単位でフォームに表示します。
つまり、
1件毎のデータを一つのフォームに表示します。
具体的に説明すると、
「2-5. 住所録一覧表フォームを実行する」
で、
石川 五右衛門
徳川 家康
長宗我部 元親
毛利 元就
の4件の住所録データを入力しました。
表形式フォームではこの4件を全て一覧表形式で表示しています。
単票形式のフォームでは、 石川五右衛門1件分だけのデータを表示します。
説明の便宜上、
住所録として表示する項目を
「氏名」、「郵便番号」、「住所1」、「住所2」
の4項目だけにしています。
しかし、
実際の住所録にはこれ以外にも
「電話番号」や「FAX番号」、
「氏名もひとりの氏名だけではなく同居家族の名前」、「生年月日」、「メールアドレス」、「自由に記入できるメモ」などなどたくさんの項目があります。
モニターにこれだけの項目を、
住所録一覧表で表示するのは不可能です。
(複数行で表示すれば可能ですが、
非常に見難い表となってしまいます)
この講座では、 項目は4つしかありませんが、 このようにたくさんの項目があることを想定して単票形式のフォームを作成しようとしています。
新規にフォームを作成するには次のような手順を踏まなければなりません。
1.フォームを作成するために新たにAccessファイルを作成する。
2.データの入れ物であるテーブルの定義を行う。
3.フォームを新規に作成する。
しかし今回は「2.住所録一覧表フォームの作成」で、
Accessファイルは作成済みなのでそれをそのまま使用します。
また、
テーブルの定義も既に済んでおり、
データまで入力済みです。
ということで、
今回はすぐに単票フォームの作成を行うことができます。