ここでは、Accessのオプションについて解説しています。
Accessのオプションは本来個々の開発者の好み、
心情、
信念あるいは顧客の要望に従って設定すればよいものです。
しかし、
ここは「超入門」講座です。
Accessのオプションの設定が違っていることで、
この講座で説明していることと異なった結果が出ることがあります。
結果が些細な違いであっても混乱してしまうことがありますので、
「超入門」講座を卒業するまではこの設定に従っておいて下さい。
ここで全てのオプションを説明しているわけではありません。
この講座を読むについて必要なオプションだけを説明しています。
ここで解説していない項目は原則的には初期値のままで良いです。
その他の項目はヘルプや検索で調べて下さい。
Accessを起動し、「ファイル」タブのオプションをクリックします。
これがオプション画面です。
「基本設定」、「データシート」・・・・・「セキュリティセンター」と、
いくつもの項目がありますがここではこの講座に関連するものだけを説明します。
基本設定では、このパソコンで操作する全てのAccessアプリケーションに関する設定を行います。
「フォームの表示(D)」を除く全てのオプションはデフォルトのまま(左の画像の設定内容)で問題はありません。
ここではその中でも知っておくとあとで役に立ちそうなものをいくつか説明します。
これは、
アプリケーションの開発が完了した後に、
そのアプリケーションを利用する場合に指定します。
その業務を実行するために最初に表示するフォームを指定しておけば,
すぐさま業務を開始することができます。
シフトキーを押しながらAccessファイルを起動した場合は、
この機能は抑止されます。
つまり、
ここで指定したフォームは表示されません。
ステータスバーを表示する(S)」
Access画面の最下部にステータスバーを表示するか否かを指定します。
ここにチェックが入っているときにステータスバーを表示します。
表示位置は「起動画面」を参照して下さい。
ドキュメントウィンドウオプション
ドキュメントウィンドウオプションは、
オブジェクトウィンドウ
にオブジェクト表示するときの表示方法を指定します。
「ウィンドウを重ねて表示する(O)」、「タブ付きドキュメント(B)」のどちらかを選択します。
この講座では
「タブ付きドキュメント(B)」を選択し
「ドキュメントタブを表示する」にチェックが入っている
ことを前提としています。
まず、
「タブ付きドキュメント(B)」について説明します。
「タブ付きドキュメント(B)」
を選択した場合は必ず
「ドキュメントタブを表示する」
にチェックを入れておきます。
「タブ付きドキュメント(B)」を選択し、
「ドキュメントタブを表示する」にチェックを入れた場合の表示が左の画像です。
ドキュメントタブが表示されています。(「フォーム1」と「フォーム1」のふたつがあります)
このタブの部分を右クリックすることによって、
上書き保存や閉じるそしてビューの変更ができます。
「タブ付きドキュメント(B)」を選択し、
「ドキュメントタブを表示する」のチェックを外した場合の表示が左の画像です。。
ドキュメントタブが表示されていません。
画像内の注釈を見ればわかると思いますが、
このオブジェクトを閉じることができません。
なので、「ドキュメントタブを表示する」のチェックを外した状態はお勧めできないのです。
「ウィンドウを重ねて表示する(O)」を選択した場合は、
「ドキュメントタブを表示する」にチェックを入れることができません。
つまりドキュメントタブは表示できません。
「ウィンドウを重ねて表示する(O)」を選択した場合の表示が左の画像です。
「フォーム1」と「フォーム2」を表示している状態です。
レイアウトビューを有効にする(E)
フォームやレポートを表示する際に、
レイアウトビューを選択できるようにする場合はチェックを入れます。
レイアウトビューが必要ない時はチェックを外しておきます。
データシートビューでテーブルのデザインを変更できるようにする(D)
ここにチェックを入れておくとデータシートビューでテーブルのデザインを変更できます。
チェックが入っていないとデータシートビューでテーブルのデザインを変更することはできません。
クライアントの設定では、このパソコンで操作する全てのAccessアプリケーションに関する設定を行います。
左がオプションのクライアントの設定タブです。